浜松市教委は11月26日、移動教育委員会「語り合おう!はままつの教育」を東区の積志小で開きました。花井和徳教育長と教育委員が同校教職員ら約40人と「教職員の働き方改革」をテーマに意見交換したもので、教育現場の実情について理解を深めたのです。同校では2018年度から、教員の事務作業を支援する校務アシスタントと勤務実態を把握するタイムカードが導入されています。各担任から校務アシスタントについて「とても助かる。元教員だから不備に気付いて声を掛けてくれるのがありがたい」、「子どもと向き合う時間が取れる」などの意見が出ました。一方、テスト採点では採点基準のずれの有無や個々の理解度を確認するために再チェックをしているとの話もありました。試験的に実施しているタイムカードの導入後、長時間労働が減った教員がいる一方で、これまで労働時間を過少申告していたために労働時間が長くなった教員がいる状況も共有したのです。