Archive for 11月, 2018

 

共同住宅にも広がるIoT化の波、自宅設備を遠隔操作できるスマートマンション2020年大阪阿倍野で竣工

木曜日, 11月 22nd, 2018

日商エステムは、スマートフォンで外出先から自宅の設備をコントロールできるスマートマンション「エステムプラザ阿倍野アイリード」の建設を大阪市阿倍野区で進めている。竣工は2020年の予定です。エステムプラザ阿倍野アイリードは、IoTテクノロジーに対応する新築分譲マンションです。RC造の地上15階建て、総戸数は53戸で間取は1DK~3LDK。完成は2020年1月下旬の予定で、分譲販売は既に開始しており、入居の開始は2020年2月下旬ごろの見通しです。マンションは、IoT技術を導入し、スマートフォンによる宅内設備の遠隔操作や音声によるコントロールを実現しています。外出先から室内の様子をスマートフォンで確認したり、エアコン・照明・床暖房などの照明・空調設備のON/OFFの他、浴槽のお湯はり、スマートフォン上でインターフォンの来客対応なども可能ということです。こうしたIoT機能は、スマートフォンを持って外出することの多い、若い子育て世代や共働き夫婦、アクティブシニアなど、全ての世代に向けた未来志向に応える設備として採用されました。

スマホで水栓ロック解除 水生活製作所が実用化へ

水曜日, 11月 14th, 2018

水栓や浄水器などを製造販売する水生活製作所(岐阜県山県市東深瀬、早川徹社長)は、スマートフォンで盗水防止のロックを解錠できる屋外用水栓金具の実用化に乗り出します。産官学組織のIoT(モノのインターネット)導入補助金を活用して開発を加速させ、1年以内の製品化を目指すとのことです。開発中の水栓金具は、個人のスマホからロックを解錠操作できるのが特徴で、従来のキー式水栓で必要だった鍵の持ち運びが不要になり、スマホがあれば手軽に利用できるようになります。水栓の形は、水が出る吐水(とすい)口を2カ所設け、一つのハンドルで2方向のいずれかに水が流れるように構造を工夫しています。ロック機構付きの水栓と遠隔操作によるロック制御システムの2件で特許を申請しています。スマホ連動の水栓金具は、個人住宅のほか、住宅マンションなど利用者が特定できる場所での設置を想定していて、将来的には、スマホを判別して水栓の使用者や使用時期、頻度などを一元管理できるようにするとのことです。